エコキュートから異音?実際に体験した修理の流れ

更新から1年、突然の異音
2024年3月、我が家ではエコキュートをパナソニック製からコロナ製に更新しました。設置から1年が過ぎた2025年夏頃、ヒートポンプユニットの右側面から「キュルキュル」という異音が発生するようになりました。
音は小さめながらも継続的に聞こえ、気になったため、すぐにコロナの修理窓口へ連絡しました。
CHP-E46AY5



まずはファン周辺の確認
修理担当者の方に来ていただき、まずはファン周辺の確認をしてもらいました。以下の点をチェックしていただきました:
– ファンの取り付け状態
– 回転時のブレや異常振動
– 前面カバーの汚れや干渉の有無
結果として、いずれも問題なし。目視での確認では異常は見られず、担当者の方でも原因の特定は難しいとのことでした。

メーカー開発部門への確認と対応
その後、コロナの開発部門へ状況を報告してもらい、技術的な確認を経て「循環ポンプの不具合の可能性」が浮上。最終的に、循環ポンプの交換対応を実施していただくことになりました。
我が家はコロナ延長保証システムに入ってるので部品代及び出張料は無料です。10年で31,130円、今回二回目の使用となります。
CHP-E46AY5用の循環ポンプ

今後の様子見と注意点
現時点では交換後の様子を見ている段階ですが、異音は改善傾向にあります。今回の経験から、以下の点を感じました:
– 異音は放置せず、早めにメーカーへ相談するのが安心
– 担当者だけで判断できない場合もあるため、記録や状況説明が重要
– 修理対応は迅速かつ丁寧で、メーカーの技術力に支えられている

循環ポンプ交換後の状況
ヒートポンプ側のユニットの側面から聞こえていた異音は解消されました。
エコキュートには循環ポンプが2系統存在しますが、今回は熱交換用の循環の役割がある”タンク → ヒートポンプ用”を交換し異音は解消されています。
循環ポンプの内部にはインペラ(羽根車)などの回転機構が組み込まれており、これが水を押し出す役割を果たしています。摩耗や軸受けの劣化、異物の混入などによって、「キュルキュル」といった擦れ音や振動音が発生することがあるようです。

まとめ
エコキュートはもともと静音性に優れた機器ですが、今回のように「キュルキュル」といった異音が発生することがあります。こうした音は、ポンプやファンなどの部品の摩耗や不具合が原因となることが多く、故障の前兆である可能性もあります。異音を放置すると、機器の停止や過熱、さらには電力の無駄遣いなど、さまざまなトラブルにつながる恐れがあります。今回は早めに相談・記録・交換対応を行ったことで、問題を未然に防ぐことができました。また、異音は自分だけでなく、周囲の人にもストレスを与える可能性があります。特に集合住宅や住宅密集地では、機械音が壁や床を伝って響くこともあり、近隣トラブルの原因になることもあります。そのため、技術的な対応だけでなく、周囲への配慮も含めた早期対応が重要だと改めて感じました。
今後も、機器の状態に注意を払いながら、定期的な点検とメンテナンスを心がけていきたいと思います。